# 新型コロナウイルス

コロナの裏で、中国に「ヤバすぎる数」のバッタの大群が襲ってきた…!

コロナと同時進行する次なる危機
夫馬 賢治 プロフィール

風に乗って1日に100km移動することも

生物学者は、群生相のサバクトビバッタについて、翅(はね)のない「ホッパー」期の状態を「バンド(Band)」、翅の生えた「成虫」期の状態を「スワーム(Swarm)」と呼んで区別している。バンドの状態でも、1日200mから1700mも移動する。理由は定かでないが、同じ方角に進む習性がある。

スワーム状態では、翅があるため、さらに移動距離が長くなる。日の出とともに体を地面の熱で暖めてから飛び立ち、そのまま日が暮れるまで飛び続ける。しかも風に乗って一定の方向に飛ぶ習性があり、なんと1日で100km以上移動するケースもある。

この長距離移動を、何百万、何千万という大群が、巨大な層を形成して一斉に移動する。日暮れになると着陸し、一晩かけてそこにある植物を食べ尽くしていく。この状態が、旱魃期が到来するまでずっと続く。これが蝗害となる。

出所:WHO
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現在パキスタンまで到達したサバクトビバッタは、今後どこまで進むのだろうか。サバクトビバッタは、高度は海抜2,000mまで上昇することが出来るが、それ以上は気温が低すぎ、上昇できないとされている。そのため、山脈地帯より先には行かないと考えられている。

世界気象機関の資料によると、サバクトビバッタの到達限界は、「Limit of invasion area」に書かれている線になる。なので、中国大陸や日本列島には到達することはなさそうだ。

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