# 新型コロナウイルス

コロナの裏で、中国に「ヤバすぎる数」のバッタの大群が襲ってきた…!

コロナと同時進行する次なる危機
夫馬 賢治 プロフィール

メカニズムが謎すぎる…!

サバクトビバッタは、通常は「おとなしい」存在だ。サバクトビバッタは砂漠地帯に、トノサマバッタは草が密集してない草原地帯で、一匹一匹が単独行動で生活している。移動距離も短い。

成虫は卵を生み、孵化してから翅のない「ホッパー(Hopper)」と呼ばれる姿になり脱皮を複数回繰り返す。やがて「成虫(Adult)」になると翅が生えて飛べるようになる。そして交尾し卵を産み、死んでいく。こうして平和裏に一生を終える。この状態のことを生物学では「孤独相」と呼ぶ。

だが、25mm以上の雨が約2ヶ月降り続くと繁殖しやすい状態になり群れが自然と生まれる。そしてその群れの中から、通常の緑がかった色はなく、茶色っぽい色の個体が登場してくる。この個体は「群生相」と呼ばれる厄介なやつだ。

孤独相の個体は、互いに離れようとするのに対し、群生相の個体は、互いに近づき群れを好む。体も、翅が長く、足が短く、長距離移動が得意になり、雑食性が増し食欲も旺盛になる。

 

そして、約5日おきに50〜100の卵を産み、それらが一斉に群生相の状態で孵化し、また成長して50〜100個の卵を産む。こうして一気に巨大な群れになっていく。

そしてこのように生物としての特徴が一変することを「相変異」と呼ぶが、サバクトビバッタもトノサマバッタもこの相変異を持つ生物なのだ。どういうメカニズムで相変異が起こるのかはまだよくわかっていない。

関連記事

Pick Up

編集部からのお知らせ!

おすすめの記事

ABJ mark

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標 (登録番号 第6091713号) です。 ABJマークについて、詳しくはこちらを御覧ください。https://aebs.or.jp/