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新型コロナが気になる人へ…、外出しなくてもできる「遺言書」作成法

ただし、注意点もある

新型コロナウィルスの影響で、ついに全国に緊急事態宣言が発令された昨今、家を出ること自体に不安を覚えている人も多いことでしょう。

また、高齢の方や基礎疾患のある方など、ご自身が亡くなること、亡くなったあとのことを思い、これまで以上に現実的に心配されている方も増えていることと思われます。また、このような状況でも、出社せざるを得ない働き盛りの方々。そういった若い世代にも、死や病の不安というものが、今までに経験したことのないレベルで身近に感じられているのではないでしょうか?

自分がもし亡くなるとしたら、できる限り、亡くなったあとに人に迷惑をかけたくない、きちんとしておきたい、または自分の意思を実現したいとお考えの方には、この機会に遺言書を作成しておくことをお勧めします無事にこのコロナ禍を抜け出せたとしても、それが自分の生き方や家族、大切な人を見直す良いきっかけになることでしょう。

そこで今回、感染防止のために、家から一歩も出ることなく、遺言を書く方法として、いくつか実現可能な方法を挙げていきたいと思います。必要資料の収集方法もまとめてありますので、ぜひ、この機会にチャレンジしてみて下さい。

方法1 自筆証書遺言を書く 

~必要書類は一切なし!一番手軽だが、遺言が無効となるリスクや争族を招くリスクが高いのが難点~

自筆証書遺言とは、遺言の本文および財産目録の全て、日付、氏名を自分で手書きし、押印して作成する方式の遺言です。

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そのため、用意しなければならない書類等は一切ありません。ハンコも実印である必要はありませんが、相続開始後に「これ、本当に父さんが書いたのか?」といった、真偽性を疑われて争いを引き起こすリスクを少しでも低減するには、実印を使用する方がベターです。

また、この自筆証書遺言、いざ相続が開始した場合には、家庭裁判所で「検認」という手続きが必要となりますので、遺言書の封をしたら、裏に「開封せずに家庭裁判所へ持参すること」と記載しておきましょう。

 

さて、この自筆証書遺言、法的な要件を満たさずに無効となるケースが多い点、注意が必要です。ご自身のお名前、あげる方のお名前や生年月日など、略さずに明記しましょう。

日付も「〇年〇月〇日」と明記する必要があります。「〇年〇月吉日」では、日付を特定できないため、無効となってしまいます。