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# 新型コロナウイルス # イベント # コンサート

コロナ残酷物語「地球上からイベントが消えた日」…その末路と希望

これは「人間らしさ」をかけた闘いだ!

すべての仕事がキャンセルに……

イベントプロデューサーのテリー植田です。

イベントの企画、制作、プロデュース、司会が生業です。現在、2月下旬から予定していたすべてのイベント仕事がキャンセルになり、リモートワークの日々を送っています。ここ最近は、イベントに関わりのある方々とZoomで互いの現状を話し、実験的にやろうと思っているオンラインイベントのアイデアを出し合ったりしています。

さて、新型コロナウイルスの感染拡大による非常事態宣言を受けて、あらゆるイベントが中止、延期となりました。

 

2月下旬には、ここまで深刻な状況になるとは思っていませんでした。日本全国にイベントを行う会場は、スタジアム、ホール、ライブハウス、野外、その他小規模のものを合わせると3万1000以上あります(一般社団法人コンサートプロモーターズ協会2017年データ参照)。

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大阪のライブハウスから始まったショック

ニュースでご存じの通り、大阪のライブハウスでコロナ感染者がいち早く確認されてイベントが中止になり、ライブハウスの営業停止の事態に発展しました。その後は、あっという間に全国的に多くのライブハウスからイベントが一気に消えていきました。

2月下旬から3月上旬にかけては、手洗い、消毒、マスク着用、換気、検温(体温が高い人の入場不可)、ソーシャル・ディスタンシングを守ったうえで開催実施したイベントもまだありましたが、イベント自粛要請発表、さらに政府による緊急事態宣言後は完全にイベントが開催できない状況に陥りました。さらに、東京のライブハウスで感染者が出たニュースもみなさんご覧になられたと思います。

実際、私が企画担当していたイベントは、2月下旬以降6月中までほぼキャンセルになっています。その先のイベント再開の目処は現在まったく立たない状態です。

 

ライブを中止したアーティストの中には、ライブ開催予定だった当日にその会場から無料でネット配信を試みてファンに心意気を見せる人もいましたが、実際は配信スタッフのギャランティ支払い、会場使用料の支払いがあります。

重要な収入源となるグッズ販売もできず、その後の全国ツアーをすべてキャンセルし、アーティストとしての収入源が断ち切られることになったので、心意気だけではとてももちません。もちろんイベントスタッフ、アルバイトスタッフも、現場仕事がそれ以降なくなっているわけです。