4月28日 日本で「夏時刻法」が公布(1948年)

科学 今日はこんな日

地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

1948年のこの日、「夏時刻法」の公布により、日本にサマータイムが導入されることと決まりました。

 

欧米流の生活習慣を日本にも根付かせようという試みでしたが、わずか3年で頓挫しました。

GHQの最高司令官・マッカーサー元帥 Photo by Getty Images

そもそも「サマータイム」とは、日照時間の長くなる夏に、その国の標準時を1~2時間ほど早める欧米の習慣。サマータイムが生まれたのは今から100年ほど前の第一次世界大戦の時代で、燃料を節約し、生産性を高めるための政策でした。

1948年の日本はGHQ(連合国軍最高司令部)による占領下にありました。アメリカなどからやってきたGHQの軍人が、自国の生活習慣を維持しようとサマータイムを導入させた、というのが通説になっています。

しかしながら、「労働時間が長引き残業が増加する」などの批判が噴出。サマータイムはGHQの撤収と足並みをそろえるかのように、1951年度をもって廃止されました。

最近ではEU(欧州連合)議会で2021年度の廃止が決議されるなど、サマータイムは世界的に見ても不評のようです。

EU圏内では、2021年度をもってサマータイム(Daylight Saving Time)が廃止される Photo by Getty Images