エタノールは50%以上であれば有効な可能性が高い

今回北里研究所に全面協力したのは大手国内メーカーだ。むしろ、それ以外にも、山ほどの「除菌グッズ」が販売されており、その効果が心配という人が多いのではないだろうか。まずは自分たちで成分を見るしかない。
多くの人が気になる効果的な「エタノール濃度」の結果は以下の通りだ。

水道水で濃度を調節した10%、30%、50%、70%、90%のエタノールで検証したところ、接触時間1分で、不活化効果があったのは、50%以上不活化効果がなかったのは、10%と30%のエタノールだった。この結果は、接触時間が10分になっても同じだったという。

研究では、エタノールは、50%以上の濃度であれば、新型コロナウイルスの汚染が懸念される手指やドアノブなどの硬質の表面の洗浄や衣類や理念の洗浄などが期待できるとしている。

また、エタノールの代用として消毒に活用できるのではと言われる、「次亜塩素酸水(電気分解法で生成したもの)」と「第4級アンモニウム塩」に対しては、経産省から要請を受けた、NITE(ナイト)独立行政法人 製品評価技術基盤機構が新型コロナウイルス対する有効性評価を行っていくと4月15日に発表した。

今は「マメな手洗い」という界面活性剤頼みな毎日の人も多いはずだ。私もその一人だ。少しでも、できる限り早くウイルスから身を守るアイテムが増えること願ってやまない。そして、ネットなどで購入する際には、エタノール濃度をチェックして購入することを忘れないようにしようと思う。最後に、上記に紹介した商品を研究者たちが発表したのは、有効性がない商品を有効と思って使う危険性を危惧したものであって、決して買い占めを推奨するためでないことも付け加えたい。有効な商品が多くの人に行き渡るように、ひとりひとりが冷静に判断したいものだ。

適切な商品を買い占めることなく、使うことが感染数軽減にもつながる。photo/Getty Images