商品が届かない、カード情報を盗む。
後を絶たないマスク詐欺問題

相変わらず、マスクも消毒液も入手できない。購入できるように増産していく、と言われて早2ヵ月……。もちろん、マスクも消毒液も優先すべきは医療機関だ。しかし、しつこいが本当に入手できない。そして、みんながのどから手が出るほどほしいものには、詐欺商法も付きまとう。

マスクで増えているのは、”未着消息不明系”の詐欺。新型コロナウイルスの影響で減便で生産国の中国から荷物が届かないのでしばらくお待ちください、と数回メールが届いたかと思ったら、連絡が取れなくなるというパターンだ。大手ショッピングサイトで被害にあったという人がニュースにもなっている。

さらに、4月13日に国民生活センターは、SNSに掲載された「マスクが購入できる」という書き込みでクレジットカード情報を盗み取るフィッシングサイトへの誘導が疑われるケースが増えている、と警告している。

国民生活センターでの報告例を紹介しよう。入手できないマスクに困っていたとき、SNSに「使い捨てマスクが購入できる」という書き込みがあり、そこに掲載されていたURLにアクセスし、数種類のマスクを約4000円分購入した。カード情報と個人情報を入力したが、その直後に承諾通知がメールで届き、そこにカード決済は不可と記載されていた。不審に思った購入者は、サイトにあった連絡先を検索した。すると、該当サイトとは無関係な業者名が表示され、連絡先が分からず不安に思ったという。こういう場合、購入はしていないが、カード情報や個人情報を後で悪用される危険があると注意喚起しているのだ。

東日本大震災のとき、昨年の台風被害のときにも発生したが、詐欺はこういう緊急時に増加し、人の弱みにつけこんでくるから質が悪い

購入先と連絡が取れないなどの被害も出てきている(写真はイメージです)。photo/Getty Images