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日本社会は「巨大な中学校」のよう…コロナ危機で克服すべき3つのこと

だからこの国は衰退の一途をたどってきた

日本社会を根本的に組み換える

新型コロナウィルスは、放置すると社会に大量死をもたらす可能性が大きい。それは、いわば、そうしなければものすごい数の人が死ぬぞという恐怖によって、人々の行動様式と社会を変えることを要求している。

すなわち、感染を避けるために、人と人が肉体的に接触するのを避ける。非接触というしかたで産業や公共サービスをたちあげる。非接触の原理で社会を組み立てなおす。

それに対し筆者は次のことを提言する。

新型コロナが強いる非接触の原理による社会の組立てなおしを、これから述べる(1)経済縮小(2)低い生産性(3)中間集団全体主義の3つを克服して望ましい日本社会をつくりあげるための、社会システムの根本的な組み換えに転化する。

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以下で詳しく説明しよう。

新型コロナウィルスが出現するまでのこれまでの日本社会は、どのような状況であったか。

日本の経済は驚くほど小さくなっている。世界の富のなかで、それぞれの国が占める率をみると、日本の富は縮小の一途をたどっている。

IT化、グローバル化などで、世界の産業と経済は大きく変わった。どのようにすれば収益があがるかという様式が変わった。それにもかかわらず、日本は変わることができなかったのだ。