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吉村知事の「出前ポイント」策、キャシュレスのプロが絶賛する理由

“庶民的視点”が活きている
岩田 昭男 プロフィール

吉村知事の「庶民的な視点」

こうした世の中の変化を素早くキャッチして、吉村知事は外出自粛とキャッシュレス、飲食店の売り上げアップ、配達事業者の業績向上、それに自治体のキャッシュレス推進をうまく組み合わせて万人が納得する仕組みを作ったのである。

昔からある「出前」という日本独自のサービスと21世紀的な「キャッシュレス」、それに生活の前提になりつつある「非対面」。この3つが上手く組み合わさったサービスこそが、これからのコロナ時代にふさわしいものになるのではないだろうか。

加えて、吉村知事の評価すべき点は、“庶民的な視点”である。

緊急事態宣言で外出自粛が要請されると飲食店には誰も来なくなってしまう。そうなれば売り上げが激減し倒産する店が増える。これを防ぐにはどうすればよいか。

それを考える中で、知事はピザの宅配(出前)を思いついたのではないか。宅配ピザなら客は、店に行くことなく、自宅にいながら好きな料理を注文して食べられる。

 

だからこそ、出前をうまく使えば非対面は解決すると気がついた。そして顧客を強く結びつけるために還元率の高いポイントをつければ絶対成功する。

これらはカードでポイントを貯めている人なら誰でも分かることだ。そのために最終的に還元率を最大50%ポイントにしたのではないか。しかも、ポイント交換など考えず、出前メニューに絞り込むことで、ロスを減らして還元率を高くすることができたのだ。

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