コロナ危機、意外と深刻な「ネット利用急増」という問題

「ネット会合」の可能性は広がる中で
福田 直子 プロフィール

コロナパンデミックでNetflixをはじめとするストリーミング利用が急増する中、欧州委員会(EU)は異例の呼びかけをした。

「新型コロナウイルスと闘うあいだ、ストリーミング会社やテレコム企業と利用者はみな、ネットをスムースに機能させる責任があります」と、EUのネット市場担当者は、ネットワークへの過度な負担を軽減するよう要請を行った。

万が一、停電が起こるがごとく、ネットがダウン、あるいはパンク状態になるようなことが起きれば大変な事態となるため、EUはNetflixに30日間、画像の解像度の質を下げてストリーミングをすることを要請。少なくとも1ヵ月間、YouTubeも同様に行うことで、ネット交通量の25%を落とし、全ネットへの負担を軽減させられる。

〔PHOTO〕iStock

また、ストリーミング業界へ参入する予定であったディズニー社は、ヨーロッパで3月末の配信開始を遅らせた。この時期に市場参入すれば多大な利益が見込めるにもかかわらず、自粛に応じたのだった。

ネットプロバイダー企業(ISP)も呼びかけに反応し、医療関係者たちに追加サービスを提供し、ワイヤレス接続の無料ホットスポットを提供すると発表している。

 

なお、Netflix社は番組を視聴する際、ダウンロードすることでデータ総量を減らすことができる、さらに利用時間もできるだけテレワーク利用のピーク時を避け、夜8時以降の利用を呼び掛けた。

映画やゲームはテレワーク利用と違って、経済活動に必須ではない。より問題となるのはテレワークや遠隔授業のネット環境である。

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