「ゲームは悪いからやらせない」はNG

補足して「やってはだめなこと」も挙げられている。こちらも七つ。

1)ゲームは悪いからやらせない、という姿勢

2)現実的でない約束事やルールを作ること

3)ゲーム中に「おしまい」と唐突に言うこと

4)コントローラーを隠すこと

5)宿題をしないのをゲームのせいにすること

宿題の中に喜びを見出すのがだいじ。努力またはその芽を褒める。机に座っただけでほめる。たった3分でも続いたら褒める。

6)ゲームのし過ぎの罰で勉強をさせる

勉強が「罰」というとらえ方になって、結局嫌いになる。

7)属性に合わせた「別の楽しみ」を一緒に探さない

属性とは、人間に共通して備わっているとされる性質や特徴。大人も自分の属性を知り、楽しいことを探す。子どもの属性は多く親の属性だそうだ。

自分が好きなものの本質を知らずして頭ごなしにダメを言われたら、素直に聞くことができるだろうか。自分がそうされたらどう思うかを考えてみる必要がある Photo by iStock

以上のアドバイスで印象に残ったのは、「自分が好きなことを知りもせず、批判されたら相談する気になるかな?」という私たち親への問いかけだ。このことは恐らくゲームのことだけではない。

どのスポーツや習い事をやるかに始まり、進学先や、もっといえばその先の進路を子どもが決める際の、親の寄り添い方のヒントになるだろう。子どもの好きなこと、興味のあることが、異なる時代を生きてきた親世代に理解できない場面は多そうだ。この機会に、まずはわが子を夢中にさせるゲームと向き合ってみてはいかがだろうか。

ところで、米国の「The Hollywood Reporter」によると、市場調査会社ニールセンは海外時間3月23日から29日にかけて、新型コロナウイルスによる自宅隔離の影響調査(3000人対象)の結果が発表されたという。米国ではゲームのプレイ時間が45%増、フランスで38%増、イギリスで29%増、ドイツでは20%増えている
子どものゲーム漬けはちょっとした世界的パンデミックらしい。悩んでいる親は、日本だけではなさそうだ。

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★参考資料
関正樹先生の信州大学医学部附属病院子どものこころ診療部セミナー、「子どもたちはネットやゲームの世界で何をしているんだろう」を紹介したもの
https://www.shinshu-u.ac.jp/guidance/media/movie/2020/03/post-14.html