説教は役に立たない

コロナ禍のなか、親たちは子どものゲーム漬けに悩んでいる。
何か策はないものかと考えていたら、公立諏訪東京理科大学情報応用工学科教授で脳科学者の篠原菊紀さんのヒゲ、いや、顔が浮かんだ。『チコちゃんに叱られる』などテレビ出演があり『「すぐにやる脳」に変わる37の習慣 』など著書も多い。

ブログ『はげひげの「脳的メモ」』(https://higeoyaji.at.webry.info/)をのぞくと、児童精神科医の関正樹先生の話を参考にしたという対処法が。『発達障害をめぐる世界の話をしよう よくある99の質問と9つのコラム』の著書もある関先生の話に、篠原先生の脳科学者としての知見が加わった貴重なものだ。
篠原先生と関先生、お二方に許可を得たので、こちらのほうで「ゲーム漬け7つの対処法」としてまとめてみた。

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1)説教は基本的に役には立たない。説教で改善するような問題なら、そもそも生じてはいない

2)子どもがどんな「ジャンル」のゲームにはまっているかを知る

この「子どもの状況を調べて」という趣旨のことを伝えると「なんで親のほうが歩み寄らなきゃいけないの!?」とおっしゃる方は少なくない。だが、アナログで育った親世代と生まれたときからデジタルの波にもまれて育つ子世代の間には、大きな川がある。ここは親のほうが橋をかけて渡らなくては解決しない。渡るのが面倒ならば、もう「任せるわ」と信じるしかない(わが家はこちらタイプ)。

3)できれば一緒にプレイしてみる

ゲームにも種類がある。
カードバトル系なら課金をしない限り、飽きは早い。でも、次から次へと新しいゲームが出てくる。
シューティング系は、スキルが必要なので才能がなければ途中で落ちこぼれる。最近の子どもの多くは「オンライン」で友達と対戦をしている。このような、人との対戦の要素は、やはり面白いので一緒にプレーすると、ハマるポイントが分かるとともに、「ヤメどき」の提案がしやすくなる。

また、ゲームをしてこなかった親は、自分の我慢を子に押し付けがち自分が好きなことを知りもせず批判されたら、相談する気になるだろうか。一緒に遊んでみないと、その魅力や魔力にあがなう術(すべ)もわからない。ここで押さえておいてほしいのは、魅力・魔力はゲームの開始継続の要因であっても、臨床的な機能的障害や苦痛といった障害に及ぶ要因ではないこと。