1日10時間のゲーム

神奈川県に住む女性も現在は在宅勤務。夫は都心に今も通勤している。仕事の傍ら小学4年と6年の兄弟の面倒を見るのはなかなか難しい。女性は「結局、平日はほったらかしになってしまう。仕事があるのに、お昼ご飯をつくるというタスクが加わるわけです。子どもとケンカになると、お兄ちゃん(長男)なんか家出してやる!って怒るんだけど、もう私が家出したいくらい」と漏らす。

目下の一番の悩みは、子どもたちのゲーム。ある日は一日10時間もやっていた。
「ごはんだからやめなさい!」と叱ったら、「みんなまだいるから、やめられない」と言う。女性は思わず「えっ!どこに?」と子ども部屋を見回したら、9歳の次男坊から「いるわけねえじゃん」と笑われた。参加型のオンラインゲームだったのだ。

オンライン参加型ゲームで「つながっている」子どもたちは多い Photo by iStock

「部活もなくてずっと家にいるのよ。いや、もちろん、この状況考えると家にいてもらわなきゃいけないんだけどさ。体がなまるでしょう。だから、外を走ってくれば?とか言っても、まったく運動しない」

都内に住む中学生のお母さんは、情けなさそうにため息をつく。
「やってるのは指の運動ばっかり」
指の運動。そう、ゲームである。
「時間を決めてやらせた」「時間帯を自分で決めさせた」「自分で決めたことをやり抜くために誓約書まで書かせた」

-AD-

親は奮闘している。ところが、筆者の知る限り、みんなうまくいってない。注意しても反撃に遭う。
「じゃあ、ゲーム以外に何するんだよ」
「わかったよ。だったら何もしない」
「うるせー」