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深刻化するコロナ危機、正しい医療情報を見きわめる「8つの基本」

「専門家」が正しいとは限らない

刻々と変わる感染状況

新型コロナウイルス感染症の全国的広がりを受けて、緊急事態宣言が全国に拡大された。事態はますます深刻化している。

とはいえ、今最も危惧されているのは、いわゆる「医療崩壊」であり、死亡率が急に増大したとか、この感染症が急に凶悪になったなどということではない。われわれ市民は、これまで以上に感染予防策を講じることに加え、外出自粛を可能な限り徹底し、いたずらにパニックにならないことが肝要だ。

それが医療資源のいたずらな浪費を防止し、医療従事者に対して過重な負担を強いることの軽減にもつながる。

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このような状況のなかで、われわれを不安にしていることの1つに、洪水のような医療情報の氾濫がある。そして、専門家によって言っていることがまちまちで、なかには相反するような情報もあって、それが混乱に拍車をかけている。

 

不安な状況だからこそ、われわれは情報を求める。しかし、その量が多すぎたり、メッセージが矛盾していたりすると、不安が鎮まるどころか、何をどうすればよいのかかえってわからなくなり、ますます不安になってしまうのだ。

したがって、こういう時代だからこそ、われわれは情報を正しく見きわめる「科学的リテラシー」を身に付ける必要がある。何も皆が専門家になる必要はない。ちょっとしたスキルを身に付けることで、ある程度の確からしさをもって、情報の取捨選択ができるようになる。