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安倍政権のコロナ経済対策は「大失敗」に終わる…米最新論文で判明!

1020万世帯分の「年収」が消える…
藤岡 雅 プロフィール

見せかけの経済対策

政府はいま感染爆発を抑えるために「外出自粛」の呼びかけに余念がない。医療崩壊を防ぐために、その方針はもちろん指示されなければならないが、この自粛状態はまた経済に大きなダメージを与えるもろ刃の剣だ。

日本経済が壊滅しては、失業者があふれることにもなれば、困窮した国民からも死者が出かねない。安倍政権はまさに難しいかじ取りに直面しているわけだが、どうも安倍首相はその深刻さをいまひとつ理解していないように映る。

photo/gettyimages

当初、示されていた108兆円に上る緊急経済対策は日本のGDP比20%という大規模なものだが、多くはもともと決まっていた予算から寄せ集めたもので、「真水」と呼ばれる新規の財政拠出額は10兆円~20兆円にとどまると見られている。

方々から「まったく物足りない」「見せかけだ」と批判が噴出するのも無理はない。この批判に慌てて4月17日になってから、「国民一人当たり一律10万円の給付」を打ち出したとはいえ、公明党の山口那津男代表から「連立離脱」も辞さぬ構えで迫られた結果だったというから、何とも心もとない。

 

おまけにSNSに投稿したミュージシャンとの歌に合わせて、自宅でくつろぐ首相の姿がすこぶる不評で、明日をも知れない生活を強いられる国民の怒りに火をつけた。

感染を防ごうという意図は分からないでもないが、ドイツのメルケル首相が「第二次世界大戦以来」と極めて高い危機意識を示した演説で、「危機の宰相」と支持を高めているのとはあまりにも対照的だ。

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