最も「密」はレジ後。そしてその対策とは!?

Bさんのような知的対策ではないが、私も今回スーパーの買い物で工夫をしたことがある。緊急宣言後、スーパー行って感じたのは、問題なのはレジ待ちよりも「レジ後」。レジ前ではスーパーも対策などをし、ソーシャルディスタンスで距離を保つようにお願いしているところも多い。床にラインを引いて立ち位置を表示しているところも増えている。

しかし、問題はその後だ。せっかくソーシャルディスタンスができていたにも関わらず、会計が終わった後、「サッカー台」と呼ばれる荷詰め場所が過密状態なのだ。私の行きつけのスーパーは、サッカー台を1台増やす工夫をしていたが、それでも肩がぶつかるほどの過密だ。

そこで私は、「マイカゴ」を利用することにした。私が通っているスーパーには、“そのまま持ち帰りできます”という買い物かごと同サイズで色違いのものが300円で販売されている。買い物をするときには、カートにそのマイカゴをまず乗せて、その上にお店のカゴを重ね、そこに購入するものを入れていく。レジで、スタッフはバーコードを通すとともに、マイカゴに入れてくれる。だから、サッカー台を使う必要がないのだ。使ってみると本当に便利。時間もかなり短縮できる。レジ袋代も節約できるのもうれしい。

マイカゴに移し替えた状態。取っ手に購入の目印をつけてもらう。このカゴはお店で売っているものなので、店員さんも通常通り入れられる。エコだし便利。

マイカゴシステムを導入しているところは意外と多いようだ。導入していない場合は、スーパーで放出しているダンボールに、「これに直で商品を入れてください」と渡すのもいいかもしれない。車で買い物に来ていれば、ダンボールを車に乗せるだけ。このやり方もレジ袋を使わないのでエコにもなる。

海外ではこのパターンは非常に多い。サッカー台は常設されず、そのまま駐車場で荷詰め作業するのが主流だ。広めの駐車場がある郊外のスーパーに車で買い物に行ける場合は、カートで駐車場に行って作業をすれば過密を避けることができるはずだ。

私が通うスーパーのような「マイカゴシステム」がなくとも、エコバッグにも「レジカゴ エコバッグ」で検索すると、レジ前で買い物かごに装着して、そこに買ったものを入れてくれるバッグもたくさん販売されている。こういったものを活用すれば、買ってすぐ店を出ることができるのだ。ただし、マイバッグへのつめ方に対して店員にクレームをつける人もおり、お店によっては店員がマイバッグに入れることを禁止しているところもある。確かにそれによってさらに店員の方に負担がかかってはいけない。その場合は、店員さんではなく自分で、レジを通った商品をカゴからマイバッグに入れていくこともできるだろう。

サッカー台は、半透明なポリ袋なども常備しているが、それも多くの人が触れる。誰かが肉のパックなどをポリ袋に詰める際に、指先を舌でペロリなんてしたものなら、ヤバ過ぎる……。とにかく、混雑を避ける意味でも、サッカー台を利用しない工夫をそれぞれができればスーパーの混雑はかなり緩和できると思うのだ。他にも、入り口に置いてある場合はアルコールを入店前につけて店内にウイルスを持ち込まないようにし、買い物後もつけてウイルスを持ち出さないようにするなどの工夫もできる(アルコールが足りないことは心配ではあるけれど)。

この緊急事態は、残念なことに短期間では収束しないだろう。だからこそ、それぞれの環境のもと、それぞれの立場でできることを探して、トライしてみることが必要なのかもしれない。

編集部注:本文にも明記してありますが、それぞれのスーパーによって、「マイバッグ禁止」「マイカゴ禁止」「段ボール禁止」など、地域別のルールがあります。それは店内の敷地面積や人員の配置など様々な理由があるはずです。筆者の近くのスーパーでは「マイカゴ」を現場販売し、それを利用することで袋詰めの混雑を回避できるシステムがありますが、スーパーによってルールは異なります。自分たちの暮らす地域で迷惑をかけずに、密集を作らずに生活するために何ができるのか、一人一人が考えていきましょう。
買い物も合理的に。知恵と工夫でそれぞれが過密を防ぐ努力をしたいものだ。photo/Getty Images