コロナ危機で「家賃不払い運動」急拡大、世界の不動産は総崩れに…

金利上昇となればダブルパンチ
大原 浩 プロフィール

在宅ワーク増加の影響は?

国内通信大手によれば、3月下旬の通信量(日中)は2月に比べて最大4割増となった。海外でも同様にデータ通信量が増えている模様だ。

緊急事態宣言が発令されても朝の山手線はそれなりに混んでいるとの報道もあるが、これまでなかなか進まなかった在宅ワークへの切り替えが、日本得意の「外圧活用」で急速に進むかもしれない。外圧とはもちろん中共(武漢)肺炎である。

ただ、シリコンバレーに代表されるように、例え通信・IT産業であっても、人間が「フェイス・トゥー・フェイス」でコミュニケーションを行うのは極めて重要だ。

「ゼロ」と「1」で置き換えることができるデジタル情報であればネットだけで十分だが、経済やビジネスの重要な(収益性の高い)部分は、「フェイス・トゥー・フェイス」の感情の伴った情報によって動かされる。

ネットで公開される前の「おいしい情報」をアナログ段階で誰に伝えるか? ということを考えれば、日常対面で接している親しい人々になるのは当然である。

だから、短期間であれば在宅ワークですべてが回るように見えても、人々がリアルな会話を行う「スペース」は必ず必要になってくる。

 

もっとも、苦行のような満員電車での通勤が、その苦労に見合うものであるかどうかは、在宅ワークと比較して多くの人々が疑問に感じているはずだ。したがって、家賃が高い都心オフィスの需要が低下すると考えてもよいであろう。