「マスク2枚」批判は見当違いだ――日本国民よ「政府の子」になるな

お上に依存し、小言を言う…
大原 浩 プロフィール

他力本願がまかり通るのが先進国共通の問題

もちろん、弱者救済は必要だ。しかし、厳しく言えば、弱者救済と甘ったれ救済は違う。

バフェットは「未来は予想できないから備えるべき」と述べる。自由に営業活動をしていた人々が、都合の良い時だけ政府に頼るのはおかしい。「備えをしていなかった」という事実を真摯に反省すべきであり、自助努力で対応すべきという精神を忘れてはいけない。

例えば飲食業界の惨状は胸が痛いが、被害が一律に及んでいるわけでは無い。緊急事態宣言の前には、人気店の前にはやはり行列ができていたというのも事実である。

また、住宅ローンなどの巨大なリスクを背負っている人々も自らの責任を考えるべきである。

さらに、一時期、批判的に扱われていたが、内部留保を厚くしていた企業は、今回の困難も自力で乗り切れる。

線引きはかなり難しいが、「弱者」と「甘ったれ」は異なるのだ。

 

生命の危機と経済の危機は別問題

中共(武漢)肺炎の生命の危機に対応する対策は、自然災害同様十分手厚くすべきだが、経済の危機に関しては対象をはっきりと選別すべきである。

戦後復興は、朝鮮戦争という神風があったにせよ、基本的に国民の自助努力で成し遂げた。貧しかった日本政府は、傾斜生産方式で資源配分の音頭を取っただけで、バラマキなど行わなかった。

自助努力を忘れて、なんでも政府のせいにする国民の姿勢こそ、日本をダメにする原因ではないだろうか?

自分のことは自分で解決し、余裕があれば他人を助ける。それが日本人の美風では無いのか?

編集部からのお知らせ!

関連記事

ABJ mark

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標 (登録番号 第6091713号) です。 ABJマークについて、詳しくはこちらを御覧ください。https://aebs.or.jp/