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「マスク2枚」批判は見当違いだ――日本国民よ「政府の子」になるな

お上に依存し、小言を言う…

「近頃の年寄りは…」と言われてはいけない

マスク不足の根本的原因が、共産主義中国の恩をあだで返す「自国(共産党)第一主義」による輸出の恣意的コントロールにあることは4月17日公開の「マスク不足の真犯人は誰だ! 中国共産党政権の火事場泥棒を許すな」で詳しく解説した。

要は、マスク不足の原因は「日本の外」にあり、我々日本人は老いも若きも一致団結して海外からの脅威と闘わなければならないということだ。

もちろん、若者が「自分は大丈夫だ」と過信して繁華街で感染を広げたりすることや、国民経済を支える壮年世代が平日ドラッグストアに並べないのにも関わらず、早朝から行列してマスクを買い占める高齢者も批判されるべきであろう。

しかし、そのような「内輪もめ」は建設的ではない。私も高齢者の1人だからあえて言わせてもらうが、このような状況下では社会経験の浅い若者の浅はかさを責めるのではなく、経験も良識も長い人生で見につけてきたはずの高齢者こそ、若者に模範を示すべきではないかと思う。

「人間は他人の言葉に学ぶのではなく、他人の行いから学ぶ」のであるから、高齢者が模範となれば、若者も多くを学ぶはずだ。

 

「近頃の若者は……」というフレーズは、古代ギリシャですでに使われていたそうだから、改めてコメントしない。逆に、日本を含めた先進国の多くがこれまで経験したことがない高齢化社会に突入しつつある現在、数の上で圧倒的存在感を持つ高齢者が「近頃の年寄りは……」などと言われることがないようにしたいものだ。