2020.04.18
# ニュージーランド

ニュージーランドのコロナ対策が「世界中から絶賛されている」ワケ

政府を信頼する市民はなんと「88%」
クローディアー 真理 プロフィール

たとえば、レベル1は「準備」の段階とされている。ウイルスが持ち込まれる危険性が高まり、散発的な例が見られるが、まだ封じ込めには成功している状態だ。ウイルスの海外からの流入を防ぐための入国規制の導入、接触者追跡や検査の強化、500人以上の集まりの禁止、他者との間の距離をとることなどが実行されるべきこととして挙げられている。

現在はレベル4で、「ウイルス排除の必要性がある」とされる、最も危険性が高い段階だ。自己隔離が実行すべきことの筆頭に挙げられている。今後どのような展開になるのか正確にはわからなくても、どのレベルになったら、どんな暮らしになりそうかは、警戒レベルがあることで一般人でもだいたいの見当はつく。不安解消にも役立っているのだ。

 

すきま時間にライブ配信

国民が情報を得る機会も十分用意されている。アーダーン首相とアシュリー・ブルームフィールド保健省代表による記者会見は1日に1回、毎日行われている。正確で最新の情報が知りたかったら、これを見るのが一番だ。

さらに両者ともFacebookのライブ配信を通して、一般人から寄せられた質問に答えたり、最新情報を提供したりしている。首相はちょっとした時間のすき間を見つけてはライブ配信を行い、国民に友達のように話しかけ、質問に答えている。3月27日には、自宅からスウェットシャツ姿で登場。笑顔を絶やすことなく話す様子に、好感を抱いた人は国内外を問わず、多かった。

4月13日にもイースターに合わせてFacebookに動画を投稿

政府からは国民に向けてメッセージも発信されており、それらも単純明快だ。新型コロナウイルス感染症に対する標語は「Unite against COVID-19(力を合わせて、新型コロナウイルスに対抗しよう)」で、現在あらゆるメディアにこの合言葉が登場している。

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