2020.04.18
# ニュージーランド

ニュージーランドのコロナ対策が「世界中から絶賛されている」ワケ

政府を信頼する市民はなんと「88%」
クローディアー 真理 プロフィール

ルールを何度も破るような場合は、罰金を課せられたり、逮捕されたりすることもある。しかし警察の役割はあくまで隔離を徹底することにあり、破った際の罰則は二の次という方針だ。

必要不可欠な職(医療職、食料品の販売など)に就いている人以外の全国民に自己隔離が、さらに仕事をしている人には自宅勤務が 課せられ ている。しかし自宅では仕事ができない人もおり、その場合常勤者であれば 週にNZ$585.80(約3万8000円)、パートタイム勤務者であればNZ$350(約2万3000円)が政府から支払われる。感染が確認された上での自己隔離を行う人も同様だ。

「世帯ごとの隔離」はこの原稿の執筆時点で、開始から約2週間。あと半分というところまで来ている。

ニュージーランド人と日本人が所属する文化交流会の役員をしている筆者は先だって、この前代未聞の状況下で会員が何か困っていないかを確認する役目を仰せつかった。連絡し終わってみると、ほとんどの人が困ったことはなく、家族の時間を大切にしながら、隔離生活を送り、辛抱強くその終わりを待っていることがわかった。人々が平常心でいられるのはなぜなのだろうか。

 

92%が政府の方針に従う

世界を見わたすと、コロナウイルス対策には各国ごとの方法や期間があるが、ニュージーランドは比較的厳格といわれる。そんな隔離状態を経験しているニュージーランド人だが、不便さをあまり苦にすることもなく、政府の方針に納得し、それを受け入れ、毎日を淡々と過ごしている人が多い。

4月上旬、国内の市場調査エージェンシーであるコルマー・ブラントンが行った世論調査によれば、調査対象者の92%が、政府の方針にきちんと従って生活していると答えている。

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