4月22日 アースデイ

科学 今日はこんな日

地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

1970年の今日、全米学生自治会長のデニス・ヘイズ(Denis Hayes、1944-)の呼びかけをきっかけに、多くのアメリカ人が「地球の日」のアクションに参加しました。

デニス・ヘイズ(スタンフォード大学大学院法学部卒業後、弁護士となり175ヵ国が参加するアースデイネットワークの代表理事をつとめる) Photo by John Storey / The LIFE Images Collection / Getty Images

それ以降、4月22日は「アースデイ」とされ、全世界の人々が民族や信条にかかわらず、それぞれのできる方法によって地球環境を守るために動いています。

参加者は、近所に落ちているゴミを拾ったり、最寄り駅まで車ではなく自転車を使ったりという小さなことからアクションを起こします。アースデイの意義は、このように簡単なことでも多くの人が同時に、自由に取り組むことにあります。

アースデイの一環として、広場を掃除する女性たち Photo by Earth Day Tokyo

アースデイが始まった1970年は、ちょうど多くの人の関心が地球環境に向きはじめていた時代でした。そのきっかけは、化学物質の生物濃縮の危険性を訴えたレイチェル・カーソン(Rachel Louise Carson、1907-1964)の著書『沈黙の春』です。また、アポロ8号が月から撮った青くて丸い地球の写真も、人々の環境への関心を高めました。

 

そんな中、1970年にアメリカ上院議員のゲイロード・ネルソン(Gaylord Anton Nelson、1916-2005)が「環境の日が必要だ」と発言します。

これに呼応したのがヘイズでした。彼は「父の日、母の日があるのに地球の日がないのはおかしい」と考え、1971年4月22日水曜という何でもない日を「地球の日」とし、全米に呼びかけました。

この呼びかけはまたたく間に口コミで広まり、およそ2000万人が「地球の日」に参加しました。さらに、アメリカでは環境省がつくられ、日本を含めて世界中の多くの国でこれに同調する人々が「アースデイ」のイベントを主催するようになりました。

現在は、世界中で何億人もが参加する一大ムーブメントになっています。

世界中の「アースデイ」運動と連携するEARTH DAY NETWORKのロゴ Photo by EARTH DAY NETWORK

2020年のアースデイは、全世界でオンライン開催、または中止になることが決定しています。「アースデイ東京」では、4月3日に亡くなった環境保護活動家C・W ・ニコル(Clive William Nicol、1940-2020)さんの追悼企画などが予定されています。