お茶屋さんにはどんなお茶が売っている?
日本茶の種類

日常使いからおもてなし向きまで、さまざまな種類があるって知ってましたか? 名前は聞いたことがあるあのお茶がどんなお茶なのか、代表的なお茶の種類をお勉強!

玉露 Gyokuro

小さな湯呑みで少量をいただく玉露は、もっとも高級な日本茶。とろりとした口当たりと、ふくよかな甘み、滋味が広がる味わいは、20日程度日光を遮る栽培方法による。うまみ成分のアミノ酸は、低温でじっくり浸出。

抽出の最適温度:50~60℃
100gあたりの相場:2500~5000円
高級・もてなし・贈り物

かぶせ茶 Kabusecha

玉露のようなまろやかさと、煎茶のようなすっきりした味わいを併せ持つ。玉露と同様、日光を遮って栽培するが、被覆期間は玉露より短期間のため、煎茶の渋みや苦みも、玉露のうまみも、両方がバランスよく感じられる。

抽出の最適温度:80℃
100gあたりの相場:1000~2000円
高級・もてなし・贈り物

煎茶 Sencha

もっとも広く普及する、渋みと甘みのバランスがとれたお茶。生葉の酵素の働きを止めるための蒸し時間は20~40秒ほどで、透き通った水色が特徴。深蒸し煎茶が生まれてからは、区別するために普通煎茶と呼ぶことも。

抽出の最適温度:70~90℃
100gあたりの相場:700~2000円
高級・もてなし・贈り物・手頃・普段使い・自分用

深蒸し煎茶 Fukamusisencha

煎茶の2~3倍の蒸し時間によりこくとうまみが引き出され、渋みが抑えられたまろやかでしっかりした味。高温でもおいしく淹れられる。昭和30年代に生まれた製法で、関東で普及するが他の地方ではあまり見ない。

抽出の最適温度:70~80℃
100gあたりの相場:700~2000円
高級・もてなし・贈り物・手頃・普段使い・自分用

抹茶 Matcha

日本の茶道文化の原点でもある抹茶は、茶筅で点てて飲むお茶。茶葉の収穫後、揉まずに乾燥させ、石臼で挽いて粉末にする。うまみ成分であるアミノ酸を多く含んでいるので、苦みの中にまろやかな甘みが感じられる。

抽出の最適温度:70~80℃
100gあたりの相場:2000~12000円
高級・もてなし・贈り物・手頃・普段使い・自分用

ほうじ茶 Houjicha

煎茶や茎茶、番茶などを高温で焙煎し(=焙じ)水分を飛ばしてつくる。香ばしい香りと、しつこさのないさっぱりとした味わいが人気。加熱によってカフェインやタンニンなどの成分が分解され胃腸への刺激が少なくなる。

抽出の最適温度:90~100℃
100gあたりの相場:300~1200円
手頃・普段使い・自分用

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番茶 Bancha

新芽を摘んだあとの二番茶、三番茶の成長した葉や茎を使うため、収穫時期が遅く、かつては「晩」の字があてられたという説も。茶葉は新茶に比べてうまみが少なく淡白で、カテキンが多いので渋みがきいている。

抽出の最適温度:90~100℃
100gあたりの相場:250~600円
手頃・普段使い・自分用

粉茶 Konacha

寿司屋で出てくる「あがり」に使われる茶葉としておなじみ。煎茶の製造工程で生じた茶葉や茎などの細かなかけら。湯呑みに直接入れてお湯を注ぐだけで淹れられるのが利点。味が出やすく、とろりと濃厚な味になる。

抽出の最適温度:70~80℃
100gあたりの相場:250~600円
手頃・普段使い・自分用

玄米茶 Genmaicha

番茶と炒った玄米を同率で配合。精米した炒り米が入っていることも多い。苦みや渋み成分の少ない番茶がベースなので、熱い湯で淹れて、炒り米の香ばしさを引き出す。抹茶入り玄米茶も、まろやかな風味が加わり人気。

抽出の最適温度:90~100℃
100gあたりの相場:300~1000円
手頃・普段使い・自分用

茎茶 Kukicha

緑茶の茎の部分だけを集めたお茶。その見た目から棒茶とも呼ばれる。テアニンが豊富なのでうまみや甘みは葉の部分よりも豊富で、雑味が少なく澄んだ風味。玉露から選別した、雁が音や白折と呼ばれる高級品もある。

抽出の最適温度:80~90℃
100gあたりの相場:300~1000円
手頃・普段使い・自分用

芽茶 Mecha

玉露や煎茶などの製造段階で取り除かれる、芽の先端の細い部分や、丸まった小さい葉などの部分だけでつくられる。いわば副産物なので手ごろな価格になっているが、元は煎茶や玉露の茶葉なのでうまみを多く含み濃厚。

抽出の最適温度:80~90℃
100gあたりの相場:700~1500円
手頃・普段使い・自分用