これまで、自らの恋や仕事への向き合い方をブログやSNSで赤裸々に綴ってきた、ブロガーで作家のはあちゅうさん。2018年7月にAV男優のしみけんさんと事実婚を発表し、2019年9月に第一子を出産した際は大きな話題になった。そんな彼女が、4月16日、『子供がずっと欲しかった 事実婚妻が体験した妊娠・出産のこと、全部。』を上梓した。

そもそも、はあちゅうさんとしみけんさんが事実婚を選んだ理由は、それぞれが会社をもち、法人登記の変更の手続きなどが煩わしいこと(夫婦同姓の問題)、しみけんさんがAV男優という職業柄、マンションの賃貸契約が時に難しく、別々の名字を持つことが保険になるのではないかと考えたこと、そして、はあちゅうさんの親族が当時付き合っていた男性から「家族にAV業界の人がいるのは嫌だ」と言われたことなど、現状の法や社会通念が障害となった部分もある。

事実婚にはネガティブなイメージを持っている人もいるかもしれない。でも、事実婚から2年弱、子を産んでから半年ほど経ったいま、決してネガティブなものではないことを実感しているという。彼女のいまの率直な思いを綴ってもらった。

※以下、はあちゅうさんによる寄稿。

「事実婚は子供がかわいそう」と言われたけれど

事実婚のまま子供を産む際の悩みを書いてほしいという原稿依頼が来た。

実は現在進行形の大きな悩みがある。それは「法律婚とほぼ変わらず、支障がないため、ネタを提供できない」ことだ。

私が事実婚を選んだ理由の一つに、「やってみて不便があれば発信出来る」というのも正直あった。けれど、「不便」という名のネタが今のところ全くない。現時点で事実婚歴は2年弱、産後わずか半年なので、これから出てくる可能性はあるものの、事実婚ならではの話を聞きたい人の予想を大いに裏切ってしまう。これが目下の最大の悩みである。

はあちゅうさんが事実婚だと知って、私も事実婚にしようと思っているのですが、事実婚のまま子供を産んでも大丈夫でしょうか?

こういった質問は頻繁に頂くので、きっと世の中の人が「事実婚」に持つイメージは
「子供が出来た時に困る」なのだと思う。実際「事実婚はいいと思うけど、子供がかわいそうだから子供が出来たら結婚したら?」と面と向かって言われたこともある。けれど、現時点でかわいそうな要素は思い当たらない。