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コロナ危機「風俗業は産業かどうか」をめぐる国と東京都の対立

シングルマザー、貯蓄ゼロも多いからこそ

ソープランドなどに休業要請

「東京都における緊急事態措置等」として4月10日に発表された「基本的に休止を要請する施設」のなかに、役所の文書とは思えない職種が並んでいた。

個室付浴場業に係わる公衆浴場、ヌードスタジオ、のぞき劇場……。

個室付浴場業……とは、女性が男性にお風呂付きの個室で性的サービスをするソープランドのことであり、ヌードスタジオは女性が男性にスタジオ風個室で裸を披露、のぞき劇場とは女性の自慰行為などを男性客がそのまわりを取り囲んだ部屋でのぞくもので通称「のぞき部屋」である。

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マスメディアでは「性風俗店」とまとめられており、確かにそこまで細かく規定する必要はなさそうだが、50万から100万円の休業協力金が絡むだけに、細かく分類する必要があったのだろう。

その背景には、休業要請事業者の公表を巡って、緊急事態宣言を早く出してコロナウイルスの爆発的感染に備えたい小池百合子東京都知事と、経済対策の公表と緊急事態宣言をセットにしたかった安倍晋三首相との思惑の違いがあった。

 
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