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# 借金

ふくれ上がった借金をFXで一発逆転?「考えなしに独立した男」の末路

「勝負師」気質が裏目に出た
「複数の貸金業者から借金をする多重債務者。じつは、主婦やサラリーマンなど『普通の人』がちょっとしたことで多重債務者になっている現実があります」。そう語るのは、これまでに1万件もの借金問題を解決し、総額12億円以上の過払い金を回収してきた司法書士で、著書『借金は9割返せる!』が話題の福田亮氏だ。今回は、FX(外国為替証拠金取引)で多重債務を抱えた人の事例を紹介してくれた。

ギャンブル依存と変わらない

FXは、ギャンブル依存と構造がほぼ同じです。最初は投資事業を始めるつもりで取引していたはずなのに、一度いい思いをしてしまうと、また次の波が来るのではないかと思い、やめられなくなってしまいます。

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ギャンブルや投機的なものというのは、なぜか最初の頃、1回爆勝ちすることがあるのです。 いわゆる「ビギナーズラック」と呼ばれるもの。たった1週間で1ヶ月の給料分を稼いでしまうとか。

そんな経験をすると「また来るんじゃないか」と思い、続けてしまう。損失が出ても、「せめてプラマイゼロじゃないと引くに引けない」と意地になり、どんどん損を重ねていきます。そして、最終的には強制ロスカット(強制決済)で退場させられてしまうのです。

そうなったら、もう手遅れ。FX会社への多額の支払いに追われることになります。

FXというのは上がるか・下がるかの二つに一つですから、運よくプラスマイナスゼロに戻ることもあるでしょう。「損失を取り戻せた。やれやれ」とそこで手を引くことができればよいのですが、「戻ったんだから、またこの流れていけるだろう」と、再びのめり込んでいく人が大半です。

 

基本的に、FXをやる人は、ギャンブラーっぽいところがあります。コツコツ投資をするという発想ではなく、ドカンと一発当てたいと考える方が多いのです。