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なぜWHOは中国に牛耳られたのか…? コロナ危機のもう1つの真実

トランプが激怒しても何も変わらない…
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習近平の「コロナマスク外交」…その知られざる実態

photo by Gettyimages

中国外交部(外務省に相当)のウェブサイトには今、「新型コロナウイルスとの戦い」というコーナーがあり、習近平・国家主席や王毅・国務委員兼外交部長が、この分野で最近電話会談した相手がずらっと表示されている。

3月26日以降だけでも、フランス、アメリカ、サウジアラビア、クロアチア、オーストリア、ロシア、ポルトガル、ルクセンブルク、アイルランド、アルジェリア、ASEAN、カタール、ウクライナ、ベルギー、インドネシア、ベトナム、コロンビア、カナダ、ナミビア、ラオス、ドイツ、オランダ、スイス、アルゼンチン、メキシコ、ベネズエラなど、4月10日までにものすごい勢いで会談している。内容は、ほとんどが、各国政府から中国への支援要請だ。

メディアで報じられているように、感染が拡大している世界各国は今、マスク、人工呼吸器、医療用防具等の著しい品不足状態に苦しんでいる。だが、世界で唯一、これらが豊富に存在している国がある。それが中国だ。

中国では、発生源と言われる武漢が4月8日に封鎖が解除されたが、上海や北京のような他の大都市では、すでに3月後半から外出自粛も解かれ、経済活動が通常に戻った。

 

日本もマスク生産を中国に依存していることが今回明らかとなったが、中国の工場はすでにフル生産体制に加え、設備をさらに増強し、世界中に人工呼吸器、マスク、医療用防具を大量供給できる状態にある。

実際に、各国政府は中国に物資支援を要請している。カンボジアにはコロナ検査キットを寄付し、イタリアとフランスには人工呼吸器とマスクに加え、医師も派遣。同様に、イランやイラクにも医師を派遣している。

私の大学院の同級生であるメキシコ外務副大臣も、先週、人工呼吸器、マスク、医療用防具を受け取りに、政府専用機で中国に飛んでいた。彼女は、メキシコ国民向けの動画で「中国ありがとう」と感謝を伝えていた。

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