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なぜWHOは中国に牛耳られたのか…? コロナ危機のもう1つの真実

トランプが激怒しても何も変わらない…

米大統領トランプ、WHO「資金拠出停止」の舞台裏

4月8日、アメリカのトランプ大統領がツイッターでつぶやいたメッセージが大きな話題を呼んだ。

「WHO(世界保健機関)は本当にしくじった。どういうわけか、アメリカが多くの資金を拠出しているのに、とても中国中心的だ」と。

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4月10日には記者会見の中で、アメリカはWHOに毎年3億ドルから5億ドル拠出しているのに、中国は4000万ドル以下しか資金を出していないことを挙げ、中国寄りでアメリカ国民に対して不公平と批判。WHOへの拠出を見直す考えを披露した。

そして実際に4月14日、WHOの対応を新型コロナウイルスへの対応を検証する間、資金拠出を停止した。世界の大国アメリカと国際機関の対立が日に日に激化してきている。

アメリカによるWHO批判については、日本のネットでも共感する意見は多い。

テドロス・アダノム氏が当選したWHO事務局長選挙では中国政府が投票キャンペーンを展開したことや、テドロス氏の出身国エチオピアの政府が親中姿勢を採っていることを指摘する声も上がっている。

 

「日本もアメリカとともにWHOへの資金拠出を止めるべきだ」とする意見も出てきた。別途繰り広げられている台湾とWHOの相互批判も合わせ、いま、ネット界隈では、「中国・WHO vs 米台日」という構図で、中国が孤立している姿が描写されてきている。

しかし、さらに状況を俯瞰してみると、事態はそこまで単純ではなく、もっと世界はダイナミックで複雑に動いていることが見えてくる。