コロナ禍に長引く外出自粛…こんなときこそ歩いてみよう!

国連も奨めるマインドフルネスを歩きながら
谷川 浩隆 プロフィール

マインドフルネス・ウォーキングは散歩とはちがう

「リラックスして気持ちを落ち着かせる」のがマインドフルネス・ウォーキングなら公園で愛犬と一緒にゆっくり歩く、いわゆる「散歩」がいいのでは、と考える方もいるでしょう。私はマインドフルネス・ウォーキングを腰痛や肩こりに効果的な治療、つまり「運動器疼痛に対する運動療法」と考えています。

この治療は「からだ」にだけでなく、腰痛や肩こりに悩まされ、なえてしまった「こころ」にも効果があります。こういう治療法を専門的には認知行動療法といいます。

あくまで治療ですので気が散るようなことではだめ。散歩をしているうちにふとすごいアイデアを思いついたりすることもありますが、自分のからだを意識して「からだとこころが一体」となるようにして歩くのがマインドフルネス・ウォーキングです。

そういう意味ではマインドフルネス・ウォーキングは散歩とはちょっとちがうのです。

 

マインドフルネス・ウォーキングの強み

さきほどもお話しした通り、マインドフルネス・ウォーキングは運動器疼痛に有効な運動療法ですが、ほかの運動療法とちがって優れている点がいくつもあります。

まず準備体操がいらないこと。運動やスポーツをするときはウォームアップ、準備体操をしっかりすることが重要です。しかしマインドフルネス・ウォーキングは準備体操がいりません。思い立ったら歩き出すこと。

私は毎日マインドフルネス・ウォーキングをこころがけていますが、準備体操はせずにまず歩き出します。気持ちとしては最初の3分のウォーキングを「準備体操」と考えます。

この3分間はからだだけでなく「こころ」の準備体操でもあります。この間は無理にせすじを伸ばさなくても普通に歩いてください。3分経ったらいよいよマインドフルネス・ウォーキング本番のはじまりです。先ほど注意した点に気をつけたウォーキングをはじめてください。

ウォーキングにはたいしてお金がかかりません。特別な道具が必要なわけでなく、ウォーキングに適した服装があればだれでもできます。