Photo by iStock
# 借金

なぜ知らない間に借金が増えるのか? 「リボ払い」に潜むワナ

「自動リボ」にもご注意を
「複数の貸金業者から借金をする多重債務者。じつは、主婦やサラリーマンなど『普通の人』がちょっとしたことで多重債務者になっている現実があります」。そう語るのは、これまでに1万件もの借金問題を解決し、総額12億円以上の過払い金を回収してきた司法書士で、著書『借金は9割返せる!』が話題の福田亮氏だ。今回は、多重債務の原因として問題視されているクレジットカードの「リボ払い」について警鐘を鳴らしてもらった。

カードと債務が増えていく……

「知らない間に借金が膨れ上がっていました」

そんなことをいう方が、意外と多くいらっしゃいます。

Photo by iStock

借りなければ借金は増えないのに、どういうことだろう? 自覚がなさすぎでは? と思っていたのですが、利用明細を調べてみると、その原因が判明しました。リボ払いです。

リボ払いは、使い方によって、債務の増え方がかなり激しくなります。カード払いであれこれ物を買っても、毎月の支払いは3000円とか5000円で一定です。支払いが一定なので、買ったからといって生活がすぐに苦しくなるということはありません。

贅沢をしているということはあまりなく、小さな買い物を積み重ねているため、お金をたくさん使っているという自覚がほとんどありません。

これまですべて現金で支払っていた人がクレジットカードを使うようになると、財布にお金が残るようになります。そのお金、決して余裕があるから残ったわけではありません。カード決済した分の支払いというのは、必ず請求されるのですから。しかし、手元に現金があると、ついつい外食などに使ってしまう。こうしていつの間にか、お金を余計に使うようになっていくのです。

今月、ちょっとカードの支払い厳しいかも……。そうなったときに便利なのが“あとからリボ”です。こうして、それまで「手数料がもったいない」と一括払いだけを利用していた人が、リボ払いを使うようになります。リボ払いだと、利用額に関わらず毎月の支払いは一定なので、自分が今月いくら使ったのか、ますます把握できなくなります。

 

こうして、気づいたら多額の債務を抱えているのです。リボ払いの債務がある程度の金額になると、それまで月3000円だった支払いが、5000円、1万円と、残債に応じて引き上げられていきます。それでも使い続けていると、今度はカードの利用枠がいっぱいになり、そのカードが使えなくなる。でも手元にお金がない。どうしよう。新しくもう1枚カードを作ろう……。と、どんどんカードと債務が増えていくのです。