4月19日 世界初の宇宙ステーション打ち上げ(1971年)

科学 今日はこんな日

地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

1971年のこの日、ソ連(当時)が世界初の宇宙ステーション、サリュート1号を打ち上げました。

打ち上げを待つサリュート1号 Photo by Getty Images

サリュート1号は、宇宙飛行士が短期間滞在して実験や観測をするために打ち上げられた施設で、長さは13m、直径は4mでした。山手線の車両の3分の2ほどの長さしかなかったのです。

6月7日にはこのステーションに滞在するための宇宙飛行士3人を乗せた宇宙船、ソユーズ11号がサリュート1号とドッキングを果たしました。

サリュート1号の船内にはオリオン1宇宙天文台が備えつけられていて、乗組員たちはこれを使って天体を観測しました。

22日間の滞在を終えた3人の宇宙飛行士は6月30日に地球へ帰還します。ところが大気圏突入時にカプセルの空気が抜けてしまっていたため、3人は遺体となって発見されることとなりました。同年10月には無人のまま軌道上にとどまっていたサリュート1号自体も大気圏に突入し、半年間という短い運用期間を終えました。

サリュート1号はこのように、世界初の宇宙ステーションとしてはいささか寂しい結果に終わってしまいましたが、この経験から得られたノウハウは後継の宇宙ステーション、ミールへと活かされることとなります。

後継機・ミールは15年間も運用された Photo by Getty Images