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コロナ危機は子どもの危機? フランス「SOS電話増加」から考える

虐待を防ぐ「リスク」という視点

子どもSOS電話が増加中

フランスでは休校と同時期に外出禁止令が出て、外出時には(外出理由の)証明書の持参が義務付けられ警察が見回りをするようになった。

そんな中、外出禁止期間初となる虐待死が出てしまった。加害者である父親によると、6歳の息子が学校に忘れて来た書類があると言ったため、息子の頰を3回叩いたところバランスを崩しサイドテーブルに頭をぶつけ亡くなった。外出禁止期間中の家族のストレスが弱者である女性や子どもに向けられていると各メディアは報じている。

フランスの子どもSOS電話も案件が20%増えているそうで、ニュースやSNS上で頻繁に子どもSOS番号の情報を流すキャンペーンを展開している。

「大人があなたにこんなことをしたら、あなたはあぶない状態にいます。
- 怖がらせる
- たたく
- バカにする
- 体を触り、あなたにとって嫌な感じがする
または他の子どもが嫌な思いをしていると感じたら、
119番に電話してください。
#叫び声に気づこう」
 

子どもたちが加害者と一緒の空間にいて電話がかけにくい状況でもSOSを出せるように、インターネット上に書き込みをすれば助けてもらうための情報提供が得られる電話以外の手段も用意している。

もちろん「親SOS」も展開していて、親の話を聞き、アドバイスを与え、家事の補助員や保育士の派遣、宿泊預かりなど「キレないで済む」ために利用できるツールを紹介している。