韓国・文在寅はコロナに「勝った」のに、なぜ安倍政権にはできない…?

学ぶべきこと、マネしてはいけないこと
武藤 正敏 プロフィール

新型コロナを使って「世論工作」

韓国政府は、新型コロナ対応の成果をきたる4月15日の総選挙に積極的に活用すべく世論工作を展開している。

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これに全面的に協力しているのが左派系のハンギョレ新聞であり、「『韓国型防疫モデル』全世界と共有」、「韓国に防壁を築いた国々が『韓国の新型コロナ対応モデルから学ぼう』などとしている」と国民に訴えている。

特に韓国は常に日本を意識しており、日本の対応より韓国が優れていることを誇りとする傾向にある。世論工作には常に日本が意識されている。

韓国では、今回の総選挙は日韓戦になると言われている。

「共に民主党」は最大野党・未来統合党のことを「土着倭寇」「親日勢力」といい、「日本政府には屈従的であるが、韓国政府を非難することばかりにきゅうきゅうとしている未来統合党を審判してほしい」と訴えている。

 

「共に民主党」は、日本の新型コロナ対応を批判している。

日本は、PCR検査を少ししかやらずに実態を隠している。安倍政権はクルーズ船の対応で右往左往し、コロナウィル検査を回避し、揺れる休校方針で苦戦しているとして、韓国の対応が勝っていたことを誇っている。

この安倍政権に対比する形で、小池百合子東京知事に対しては、適切な時期に適切なメッセージを説得力のある口調でうまく伝えていると評価している。3月30日の会見では「若者はカラオク・ライブハウス、中高年はバー、ナイトクラブなど接待を伴う飲食を控えてほしい」と夜の遊興を具体的に挙げながら自粛を要求した。安倍政権に対し「国家がいつ決断するか見守る』」して緊急事態宣言を督促した。

それだけ安倍政権の対応が拙劣だと言いたいのだろう。