日常的に使うものの選び方からも、持続可能な暮らしの可能性を学ぶことができます。そこで、サステナブルなアイテムを使うことの意義にいち早く気づき、仕事を通じて広めてきた人たちに、おすすめのアイテムを教えてもらいました。今回は、「D&DEPARTMENT」の相馬夕輝さんが登場。

相馬夕輝
D&DEPARTMENT
1980年、滋賀県生まれ。2003年D&DEPARTMENTPROJECTに参加。 大阪店、東京店の店長を経て、2009年から代表取締役社長に就任。ディレクターとして、各地の生産者を取材することも多い。

相馬夕輝さんのおすすめアイテム

まつだい棚田バンクの「大地の米」

新潟県十日町市と津南町で3年に1度開催される「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」のプロジェクトの1つ、まつだい棚田バンク。高齢化や後継者不足の問題で担い手が減少している棚田のオーナーとして里親を募ることで、保全活動を応援してもらう取り組み。棚田には水資源の調整・保水機能があり、洪水や土壌浸食の防止につながっているそう。ディアンドデパートメントも里親として田植えや稲刈りにも参加。収穫された新米を使ったメニューを提供したり、販売したりしている。1kg¥1000/ディ ヨンナナ ショクドウ☎03-6427-2303

ヤマロク醤油の鶴醤

香川県の小豆島にもろみ蔵を構えるヤマロク醤油。木桶仕込みの醤油の伝統を後世に伝えるべく、5代目の山本康夫さんは全国の有志と「木桶職人復活プロジェクト」を立ち上げて活動。鶴醤は、約2年の熟成期間を経て完成した生醤油を桶に戻し、再び塩以外の原料を加えてさらに2年ほど仕込んだ「再仕込み製法」によるもの。自然の力と昔ながらの手仕事でゆっくりと育てられた醤油は、これまでにない深いコクと香り、まろやかさのある最高に旨い醤油。(小)¥500、(大)¥1200/ディヨンナナ ショクドウ☎03-6427-2303

こんぶ土居の二年栽培真昆布

北海道の旧南茅部町産の白口浜2年養殖の真昆布の中で、品質の優れたものを選別。昆布の生産現場は、生産量の減少や漁業従事者の高齢化など、年々厳しくなっている。こんぶ土居は、よりよい方向に未来を描くために、年に何度も現地へ手伝いに訪れ、信頼関係を築き、品質のさらなる向上を呼びかけてきた。同時に、自分たちが作った昆布がどこに運ばれ、誰の役にたっているかを伝え、町の産業の価値を見直してほしいと、地元の小学生への食育活動にも取り組んでいる。¥750/こんぶ土居☎06-6761-3914

リンゴリらっぱのリンゴジュース

果樹王国、山形のなかでも豪雪で知られる最上地方は、激しい寒暖差が果実を甘くすると評判。この地に実るりんごやその他の果実が、これからもたくさんの人に愛される存在であることを願う、創業90年の歴史をもつ地域唯一の果樹専業農家、リンゴリらっぱ。ここでは、化学農薬や化学肥料をいっさい使わずに栽培、りんごの品種ごとの味や香り、年ごとに異なる風味を伝えたいと、単品種のジュースの味比べができるようにしたのがこちら。各¥350/ディヨンナナ ミュージアム☎03-6427-2301