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# 孤独死 # 格差・貧困

現役世代の「女性の孤独死」が増えている…離婚、仕事の厳しい現実

静かに社会から孤立してゆく

離婚が「引き金」になる

わが国では年間約3万人が孤独死し、1000万人が孤立状態にある。

一般社団法人日本少額短期保険協会の「孤独死対策委員会」が発表した第4回孤独死現状レポートによると、孤独死する人の平均年齢は61歳で、その8割は男性が占める。

しかし、長年孤独死の取材にあたっていると、女性の孤独死も近年増加傾向にあるという実感がある。

孤独死するまでのきっかけは人それぞれだが、亡くなった女性たちに共通して感じるのは、生きづらさを抱えていながら、誰にも助けを求めることができず、静かに社会から孤立していたということだ。

今、女性たちに何が起きているのか――。現役世代の女性の孤独死の事例から見える、日本社会が抱える問題点について紹介したい。

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孤独死する人には特徴がある。

その8割近くが、セルフネグレクト(自己放任)という状態に陥っているということだ。

 

セルフネグレクトとは、部屋がゴミ屋敷化したり、飼いきれないほどのペットの多数飼い(アニマルホーダー)、アルコールや医療の拒否など、自らをゆっくりじわじわと「殺していく」行為である。

女性がセルフネグレクトに陥るパターンとして、ひとつには離婚による精神的ダメージが引き金となるケースが挙げられる。