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# 自己啓発

コカ・コーラとペプシ、どっちが美味い? 衝撃の実験結果が判明…!

人を動かすのに「本当に大事なもの」
ロジカルに話しさえすれば、人は本当に動くのか? 実際、人は無意識に選択し決断する生き物。自分の行動の理由の全てを言語化できるわけではない。「人の無意識を『解読』しないと、人を動かすのは難しい」……『感性思考』を上梓したビジネスデザイナーの佐々木康裕氏はそう語る。コカ・コーラ(以下、コーラ)とペプシの事例を基に、人の無意識を捉えた伝え方を解説してもらった。

「ペプシパラドックス」とは

マーケティングの世界では有名な「ペプシパラドックス」という話があります。

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ペプシはコーラの後発メーカーなので、いかにコーラに味を近づけるかに腐心していました。そして、自信作を開発した際に、試飲テストを行いました。

そのテストでは、最初にブランド名を明かさずにコーラとペプシを消費者に飲み比べてもらいました。すると、多くの人がペプシを「こっちがおいしい」と選んだのです。つまり、純粋に味だけで言えば、コーラよりもペプシのほうが選ばれていたということです。

次に、ブランド名の入っているボトルを置いて飲み比べてもらったところ、コーラを選ぶ人が圧倒的に多いという結果になりました。中身は何も変わってないにもかかわらず、です。

このことから、人は味ではなく、「バイアスのかかった情報」を飲み、それが味覚と判断に影響を与えていると言えます。

私はかつてMBA留学を検討していたのですが、このようにロジックだけでは解決できない問題に対処するためにMBA留学をやめ、デザインスクールへの留学を選びました。

特に今はVUCA(Volatility[変動性]、Uncertainty[不確実性]、Complexity[複雑性]、Ambiguity[曖昧性]の頭文字を取った言葉)と呼ばれる時代です。この変化が激しい時代では、問題そのものの定義や発見が難しくなっています。

 

解くべき課題や問題が日々更新されているため、ある時の「正解」が数年、いや数カ月単位で「正解」でなくなってしまってもおかしくはありません。つまり、「正解」を生むメソッドである従来の論理思考や戦略思考だけでは乗り越えられない壁が頻出しているということです。