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住宅ローンの繰り上げ返済、「返済額と期間」減らしておトクなのは?

FPが出した「意外な結論」
中国・武漢から始まった新型コロナウイルスの感染拡大による経済活動への影響が心配されており、それは私たちの家計も例外ではない。こうした局面においてどのような基準で経済活動を行うべきか。家や車、保険などの大きな決断から、身近なことまでお金に関する選択を「コスパ」の観点から切り込んだ『コスパの神様』の著者であるファイナンシャルプランナーの篠原充彦先生に、先行きが不透明な状況下で誰もが気になっているお金の悩みについてうかがった。

繰り上げ返済には2通りある

私の事務所にも住宅ローンを組んだ方が相談に来られますが、借金を早く返したいという思いが強く、繰り上げ返済に関してのご相談も多いです。

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例えば、生活防衛資金(年収の半分くらい)以外のお金が500万円あり、このお金を繰り上げ返済に回したい、というご相談内容です。

繰り上げ返済にも2通りの方法があります。返済額軽減型と期間短縮型です。

「返済額軽減型」……返済期間は変わらず、毎月の住宅ローンの返済額が減る
・こんな人にお勧め→毎月の家計の負担を減らしたい方

「返済期間短縮型」……毎月の住宅ローンの返済額は変わらず、返済期間が短くなる
・こんな人にお勧め→早く完済したい方

では、実際、どちらが得でしょうか。繰り上げ返済をするなら「期間短縮型」の方を選んでください。なぜか? 以下に示します。

 
30歳時
借入金額 3000万円
返済期間 35年(65歳完済)
金利(固定)1%
毎月返済額 8万4685円
総返済額 3556万7804円