初対面の相手と打ち解けた会話をするには、互いの共通点を探すというのが鉄板中の鉄板です。3つ見つかれば、確実に会話が弾むとまで言われています。
問題は、それをどうやって探し出すか?
もちろん、ストレートに「趣味は?」「好きなスポーツは?」「出身は?」なんて質問を打ちまくれば、そりゃいつかは見つかるでしょう。でも、なんだか尋問のように聞こえて、おそらくかえって距離を遠ざけてしまうのがオチです。
上手な人はニセ占い師が使う「フィッシング・パンピング」のようなテクニックで、さりげなく聞き出したり、相手のほうから情報を開示したりするように持っていきます。
たとえば「変なことを聞きますが、ひょっとして、何か芸術的な趣味をお持ちじゃないですか。たとえばカメラとか……」と話しかけるのです。
「そうなんですよ! 最近、一眼レフカメラを買いまして。写真を撮るのが好きなんです。でも、どうしてわかったんですか?」とくればしめたもの。
「カメラを持ったらすごく似合いそうだから、もしかしてと思いまして」などと返し、あとは「どんな写真を撮られているんですか?」とか「インスタに作品を投稿されているんですか?」とか、とことんカメラについて聞いていくだけで会話が弾むはずです。