兵庫県の上垣河大さんは、農村地帯という立地を生かし、地元食材を使ったスイーツをインターネット通販やイベント出店などで販売している。

山梨県の古屋静さんは、受注生産でロスをなくす。果物は地元山梨でほぼまかなう。

東京でチーズケーキ1本の通販を行う田村浩二さんなど、無理のない働き方を求めている人たちもいる。

そしてフリー、予約制、曜日限定はいずれも、労働時間短縮につながる働き方でもある。

SDGsへの高い意識

二つ目は、近年の人気パティシエたちが、国連が定めた2030年までに達成すべきSDGs(持続可能な開発目標)を意識していることだ。

フリーランスのパティシエたちが追求する、地産地消型の販売、フードロス削減、労働時間の短縮もその中に含まれる。

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アレルギー対応を考えたものなど、ナチュラル系スイーツも進化していると、『料理通信』は伝える。絹ごし豆腐を使ったクリームにナッツを加えて大豆臭を抑える職人、ヴィーガンに対応して動物性食材を使わないスイーツを生み出す人もいるという。

もちろん、食品添加物を使わない人もいる。考えてみれば、産地ごとに契約してフェアトレードを行うビーン・トゥ・バーのメーカーも、SDGsに取り組んでいると言える。