# 中国

コロナの「新有事」に直面する14億人・中国人たちのヤバすぎる現実

食料不足の懸念が急浮上してきた…!
福島 香織 プロフィール

「共産党員の買い占め」で号砲が鳴った…

重慶市も同様の食料不足の情報が流れ、市民がパニック的に買い占めに走っているという。

パンデミックにより多くの国家が食料の禁輸措置を取っているという情報が、中国が遠くない将来に食料不足に陥る、という懸念に拍車をかけているという。

重慶市は4月1日に、「こうしたデマに踊らされないように。重慶の食用油、食料は正常に生産され、備蓄も十分だ」と緊急発表しているが、エイプリルフールの日だっただけに、説得力に欠いていた。

〔photo〕gettyimages

甘粛省蘭州でも米や小麦の買い占め現象がおこり、それは平凉市に波及。臨夏自治州でも3月28日に一部市民がスーパーに押しかけて米と油を買い占める現象が起きた。

地元政府は米も油も十分在庫があり、価格も安定しているので買い占める必要はない、と緊急文書を市民向けに発表したが、同時に内部文書で真逆の通達をしていることがネット上で暴露されていた。

4月1日に流出したその内部文書によれば、「3月17日に、臨夏で党委員会が食料安全工作について会議が招集され、食料、牛、羊肉、油、塩などの生活物資の備蓄をあらゆるルートを使って強化するように通達していた」という。

 

また「大衆を動員して、各世帯3-6カ月分の食料を備蓄させよ」との指示があった。文書の日付は3月28日。

この文書には大衆にむけた食料備蓄啓発の指示があったが、指示を受けた共産党員たちは、28日以降食料の値上がりを見込んで大衆に知らせる前に自分たちで先に買い占めて高額転売をしようとしたのが、パニックのきっかけになったようだ。