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安倍政権のコロナ経済対策、じつは「筋が悪くない」といえるワケ

問題は企業淘汰との時間の戦い

10年前の危機と今回

以前から何度も寄稿で解説してきたが、筆者は「経済危機」というものは、さまざまな原因がありながらも、約10年に1回起こると考えており、現実にそうなっている。

ではリーマンシック以来、約10年経って起こった今回の新型コロナウイルスのパンデミックは、経済危機としてどのような展開を見せるのだろうか。

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今回の「コロナショック」については、ワイドショーなどマスコミの煽りが過度であるとも思え、まずは冷静に論を進めたい。

主たる経済を見る指標としての「株価」をみると、世界株価では、リーマンショックでは2008年第4四半期に約23%、コロナショックでは2020年第1四半期に約21%下落した。

 

日経平均では、リーマンショックで発生から1か月で約41%下落した、コロナショックでは発生から2か月で約29%下落している。

しかし、今後、当局からの自粛要請の期限も分からず、非常事態宣言が出されたことによって、非常事態の期間が長引き、政府が言っている様にリーマンショック以上の経済危機になる可能性もある。