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大荒れの「新型コロナ相場」、乗り切るために一番必要なもの

今こそバフェットに学べ
小出 フィッシャー 美奈 プロフィール

金融システムは大丈夫か?

ただし、株の調整はテクニカルなものだから行きすぎかと言えば、そうとばかりは言っていられない。今起きていることは、世界20億もの人口が大幅な行動制限を余儀なくされる未曾有の事態だ。

米国では3月16日の週の新規失業保険申請件数が328万件と、エコノミスト予想の170万件を倍近く上回る桁違いの数字が出てきた。翌週にはそれが665万件と、さらに倍増している。

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旅行関連や航空、エネルギー、製造業のサプライチェーンの他、特に懸念されるのが主要先進国でGDPの6割程度を占める個人消費だ。まず店が開いていないし、失業不安が高まる中ではバンバン物を買おうという気にもならないだろう。

これから、四半期決算を始め様々な経済データが出てきて、ネガティブニュースが増えれば、市場心理がもう一度冷え込む「二番底」も覚悟しておかなければならないだろう。

 

では、株の調整局面はどれだけ長引くのだろう?

歴史を振り替えると、経済的なダメージが金融システムの危機にまで発展するかどうかが、重要な分岐点となりそうだ。