2月22日からスタートした連載「毎日猫さん、ときどき犬くん」では、友森玲子さんが代表を務める一般社団法人『ランコントレ・ミグノン』で保護される動物たちを紹介している。

そんな中、友森さんから「緊急にどうしても伝えたい情報があるんです!」と急ぎの連絡があった。それが、3月28日に掲載した“【緊急告知】ウサギの多頭飼育崩壊発覚!70匹保護した「ウサギさんたち」”だった。たくさんのウサギを保護しているので、譲渡と預かりさんを募集する、という告知。短い記事だったが、とても多くの方から反響があった。読者の方からは、「一体何が起きているの?」という声もとても多かった。

「現在進行中の保護事案で、解決はしていませんが、多くの人に知っていただくことで、停滞している事態が変わるかもしれないので」という友森さんの思いも込めて、友森さんから届いた緊急告知のウサギの多頭飼育崩壊の現場レポートをお届けしたい。

保護されたうさぎたち。みな飢餓状態だったのかやせていた。写真/ミグノン

近隣から複数通報。「大量にウサギがいるんです!」

「悲惨な状況で飼われているウサギがいるので助けてほしい」という電話を受けた。聞くと「20~30匹のウサギがいる」というので、まずは写真を送ってもらうことにした。相談者は、そのウサギが住む家の近所の方で、最近近所で騒ぎになっていると話す。

ミグノンのインフォメーションのボランティアのところには、この電話とは別に同じウサギ宅の相談が寄せられていた。その情報をみると、ウサギの頭数は“70匹”と書いてある。ふたつの相談者の話を総合するとこんな内容だ。

大量のウサギが庭のウサギ小屋で飼育されている家がある。餌が不足し心配で近所の人が野菜などを与えている喧嘩をして負傷をしているウサギも複数いるが一切治療はしていない状態。そんな中、子ウサギが次々に生まれている。飼い主にオスメスを分けて飼育すること、不妊去勢手術をするように話をしたけれど聞き入れてくれない。1ヵ月ほど前に別の愛護団体へ相談をし、そちらから保健所や警察へ相談が行っているらしい。と、なんだかとてもややこしいことになっているようだ。これは大変だ……。

とにかく、まずはウサギの状況を確認するため、飼い主に話を聞くことにした。