ここにきて「新型コロナ」の日本人感染者が爆発的に増えているワケ

突然変異を繰り返し拡大
奥野 修司 プロフィール

黒木さんが1.155という底値を元に計算すると、4月末の東京都の感染者は32000人に達することわかった。【図4】がその予想図だ。死亡率を3%とすれば、死者は1000人を超えることになる。

【図4】

ちなみに、黒木さんは北海道の感染者数も同じように対数グラフにしているが、鈴木道知事が早めに週末の外出自粛要請を2回出したおかげで増加曲線が緩くなっていることから、外出自粛要請が有効だったことがわかるそうである。

 

【図5】は3月21までの各国の感染者の増加を、縦軸が対数のグラフにしたものだが、傾きの具合から日本とヨーロッパ、アメリカが感染者の増加率が違うことがわかる。もう少し時間が経てば、おそらく3月24日からはヨーロッパなみの傾きになることがわかるはずである。この傾斜が平たんに向かわないかぎり、感染者数は減らない。

【図5】

黒木さんは、政府が事態を深刻にとらえていないことを危惧し、「都市封鎖などの強硬な政策によって、【図3】【図4】のカーブを少しでも抑え込まないと、大変な状態になるでしょう」と警告している。

では、3月24日前後に何があったのか。

この前後、ヨーロッパから帰国した旅行者が新型コロナウイルスに感染しているころが発見されている。つまり、強毒株に変異したヨーロッパ型の新型コロナウイルスがまん延し始めたと推定できるのである。さらに悪いことに、ここ数日、アメリカから帰国した人からも発見されている。

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