4月 7日 WHO(世界保健機関)設立(1948年)

科学 今日はこんな日

地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

1948年の今日、世界保健憲章の発効にともなって世界保健機関(World Health Organization:WHO)が発足しました。

ジュネーブにあるWHO本部。右に描かれているシンボルマークには、医学の象徴であるアスクレピオスの杖がデザインされている Photo by iStock

第二次世界大戦が終わって間もない1946年、世界各地から計61ヵ国の首脳がニューヨークに集います。ここで国際保健会議が開催され、すべての人々が最高の健康水準に達するためには何をすべきかが話し合われました。

その内容をもとに、全82条からなる世界保健憲章が採択され、WHOの設立とその役割が定められたのです。この世界保健憲章の発効が、1948年の4月7日でした。

世界保健憲章の内容は、外務省によってこちらに公開されています。また、日本WHO協会は、前文の「21世紀の市民社会にふさわしい日本語訳」を作成しています。

 

WHOは国連の専門機関として、毎年5月に本部のあるスイスのジュネーブ(Genève)で全194ヵ国・地域からなる世界保健総会を開催しています。これがWHOの最高意思決定機関であり、その他に34ヵ国で構成される執行理事会が年に2回開催されます。さらに、加盟国を6地域に分割して地域委員会や地域事務局が構成されています。

これらの機関によって、WHOは医学や保健事業における国際的協力、また感染症やその他の疫病の撲滅を目指しています。日本人では、医学者の中嶋宏(1928-2013)が1988年から10年間事務局長を務めました。

中嶋宏 Photo by Getty Images

日本も1951年の加盟以来、WHOの会合に積極的に参加するなど、世界の健康増進に一役買っています。2019年には、西太平洋地域事務局の事務局長に葛西健(1965-)が選出されています。