育休復職ママの苦難

桜咲く4月、この時期にどきどきしているのは新入生や新入社員だけではありません。久しぶりに職場復帰する育休明けのワーキングマザーも不安の春を迎えているのではないでしょうか。

毎年、認可保育園への入園は4月が最も多く、入園と同時にママたちも職場に復帰します。認可の場合は入園から1ヵ月以内に復職しないと入園資格が取り消されてしまうため、4月に慣らし保育を済ませて復職する人が多いのですが、今年はコロナの影響で復職が延びたという話があちらこちらから聞こえてきます。新型コロナの影響により、職場から復職時期を調整するためしばらく自宅待機してほしいという連絡を受けた人もいます。このような状況に、行政も4月に復職ができなくても在園資格を保障するという対応を始めています

私の周囲では復職が延びていることに「子供と一緒の時間が長くなって嬉しい」とお気楽に考えているママは少なく、「新型コロナが蔓延している状況で保育園に預けることが不安」「この状況で復職して仕事になるのか」と例年以上に不安を感じる声が挙がっています。

新しい環境に行くのは誰にとっても不安も抱えるもの。自身の状況が「子どもがいないとき」から大きく変わる場合は、その不安はなおさら大きくて当然だ(写真の人物は本文とは関係ありません)Photo by iStock

これまで育休復職後ママのキャリア支援をしてきて、今年は復職後につらい思いをするワーキングマザーが増えるのではないかと危惧しています。
復職時期が見えないだけでなく、すでに復職した人からは景気の悪化により出産前の部署に戻れず、新たな部署で慣れない業務に四苦八苦しているという話も増えています。また、社員のほとんどが在宅勤務となり、分からないことがあっても気軽に質問ができない、一年ぶりの会社の変化をなかなかキャッチアップできずいつまでも浦島太郎状態、というようなコミュニケーションの問題が発生しています。