image by The National Museum of Health and Medicine (USA)

どこまで甘い「1年後に東京五輪開催」ではコロナ再流行の惨劇を生む

グローバルイベントは感染爆発の温床

来年のオリンピックは実現できるのか?

東京オリンピックが来年7月23日から8月8日に延期されることが正式決定された。

この決定が行われるまで安倍首相は「開催」を強調しており、「もう開催は無理だから早く延期すればいいのに」という声も多かった。

しかし、もし安倍首相が「延期」や「中止」に言及していたら、これ幸いとばかりに「すべての責任が日本に押し付けられる」という事態になっていたかもしれない。

主要国の選手団体がIOCに「延期」を要請するまでじっと我慢し、頃合いを見計らって電撃的に延期決定に持ち込んだ手腕は評価されてもいいと思う。

例えば、豪華クルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号の受け入れ。行き先が無く困っているこの船を受け入れ、全力で対応した日本を「対応がなっていない」と日本だけではなく、海外のオールドメディアも散々バッシングした。

しかも、船籍国である英国と、クルーズ船運営会社である米国の政府首脳は知らんふり(ジョンソン首相は、かなり時間が経過してから謝意を示したが……)を決め込んだ。

その後の他のクルーズ船への各国の対応と比較すれば、日本の対応が素晴らしかったことは明らかだ。

 

国際社会というのは別に立派な人の集まりではない。むしろ日本社会よりもえげつないと言える。だからこれまでのオリンピック開催問題に対する日本の対応は概ね正しかったといえるが、来年への開催延期は新たな問題を引き起こす可能性がある。重要な点は次の3つだ。

1. 2021年7月23日の十分前に武漢肺炎の流行は終息するのか?
2. オリンピックを口実に習近平国賓来日という暴挙が行われないのか?
3. 東京オリンピックが武漢肺炎再流行の原因になることは無いのか?

である。