志村けんさん、無言の帰宅で判明「コロナで亡くなったらどうなるか」

顔を見るのも、お骨を拾うのも不可能
小泉 カツミ プロフィール

感染防止のためのマニュアル

老衰で亡くなった母親の葬儀を3月30日に都内で行ったカメラマンの伊藤康幸さん(仮名・57)は、告別式の待ち時間に葬儀関係者からこんな話を聞いた。

「コロナで亡くなった方、そして遺族の皆さんはあまりにかわいそうですよね。志村さんのお兄様が『弟にひと目会いたかった』と言っていたように、感染が確認されてしまうと、もう面会はできませんから……」

実際、志村さんの兄・知之さんは、3月20日に志村さんが入院してから一度も面会することはできなかった。葬儀関係者が続ける。

「感染者の方が亡くなると、厚労省から遺体を包む非透過性納体袋が届きます。防護服に身を包んだ職員が、遺体をその袋に収容し、密閉するんです。それをさらにラップ状のフィルムで巻き、消毒して納棺します」

 

31日の午後2時頃、和之さんらは志村さんが入院していた東京・新宿区の病院を訪問。病院関係者が見守る重々しい雰囲気の中、親族6人、所属事務所の関係者3人の計9人とともに、密閉された棺と対面した。「顔は全然見られなかった」と和之さん。棺を運ぶことも、中に思い出の品を入れることもできなかった。