全国民が唖然…「マスク2枚」で完全に露呈した安倍政権の「闇」

なぜ誰も止めなかったのだろうか
井戸 まさえ プロフィール

政策決定プロセスの開示を

安倍政権の「闇」は、政策決定プロセスが不透明ということに尽きる。

都合が悪くなればそうした資料を改ざんしたり、シュレッターで廃棄さえする。「モリカケサクラ」が国民の中に不信感として沈着していた不信感が、この「マスク2枚」に直結したとも言える。

こうした付け焼き刃の思いつきを絶賛し、日本の最高学府を出たと思われる官僚たちが大真面目にフォローするさまが目に浮かぶ。

滑稽すぎる。しかし、笑ってられない。これこそが日本の「危機」なのだ。

〔PHOTO〕gettyimages

ちなみにこれまでの政策を変更したり、新規に行う場合、通常は官僚が事前に「経緯」を書いたペーパーを用意する。なぜその政策が必要なのか。政策の具体については立案の発起者は誰で、いつどこで発信されたものなのか。それに対してどこでどのような議論がされたか等々――。

「マスク2枚」も短時間ではあろうが同じように国民全体の利益と関わる重要政策として議論されたはずだ。「お肉券」「お魚券」も含め、ぜひ「経緯ペーパー」を国民に開示してもらいたい。

 

天下の愚策を推し進めた正体を知らねばならない。そこには「マスク2枚」だけでなく、森友、加計、桜を見る会の核心も見えてくるだろう。

それこそがさらに大きな危機に対して、国民ができる最良の危機管理なのだ。