ドイツ在住のフリーライター雨宮紫苑さんは現在28歳。「日本の」ゲームの世界で「男女の差」を痛感したという……。

「性差別」というより「なめられた」体験

みなさん、マンスプレイニングという言葉をご存知ですか?

man(男)とexplain(説明する)を合わせた言葉で、男性が女性に対して偉そうに説明することを指します。つまり、「女は男よりモノを知らない」ことを前提に、男性が上から目線で女性に対して「教えてやる」行為のことですね。

……なんて書くと、「フェミニスト気取りが」「また男を悪者にするんだろ」「知らないことをいわれただけで性差別って」といった反論が四方八方から飛んできそうだ。「そもそもそんなものは存在せず、女の被害妄想」という主張だって、いままでに何度も聞いた。

わたし自身「説明したがる男性が多い」という印象はあるものの、それ自体は悪いことではないし、「だから女を見下している。性差別」というのは過剰な気もする。

しかし実際問題、男性から「ぞんざいな対応をされた」「横柄な態度を取られた」、もっと平たくいえば「なめられた」という経験をした女性は多いだろう。

Photo by iStock

もちろんそこには当人の性格も関係するのだが、それでもやはり、埋められない「性別によるちがい」を感じることもある。

とはいえこの記事の趣旨は、「男は女を見下す悪いヤツ」と断罪することではない。男性だって他人からの偉そうな態度に腹をたてることもあるだろうし。

ただ、「女というだけで見下される、なめられることがある」という事実を、「ないもの」にはしないでほしいと思う。